探偵になりたい！なにか資格や免許は必要？
探偵を目指すなら、どんな資格や免許が必要なのか？
日常生活であまり身近な存在でない探偵という仕事、そんな探偵に資格や免許って必要なのでしょうか？
ここでは探偵に資格や免許が必要なのか、日本ではどうなっているのかをご紹介します。
探偵に資格や免許は必要？
アメリカでは探偵を行うのに資格が必要ですが、わが国では公的な資格や国家資格は必要ではありません。
つまり、やりたいと思えばだれでも探偵ができるということになりますが、と同時にさまざまなトラブルや違法行為などが起きているのも事実です。
そこで、わが国では探偵業に関する法律が施行され、探偵業を開業する際に、都道府県委員会に開業届を出さなければならないと決められました。
ただ、これは開業に際しての届け出であり、探偵になるのに特に資格や免許は必要ではありません。
探偵と聞くと、交渉や尾行、調査や高精度な機器の取り扱いなど専門スキルは必要ですが、スキルや知識がなくても探偵になることは可能です。
探偵になるために有利な免許や資格
ただ、探偵になるために持っておくと有利な資格などがあります。
車の運転免許
探偵は調査を行う際、対象者が運転する車を尾行することがあります。
その際に探偵自身も車で追跡する必要があるため、車の免許がなければ運転することが不可能なので、調査できるものもできなくなってしまいます。
つまり、探偵を行う上でどうしても運転免許などは必要不可欠になってくるわけですね。
ただ、調査を行うのに必要なスキルや技能は探偵事務所で働きながら、業務を繰り返しているうちに自然に身につくことが多いです。
ですが、車の免許などあらかじめ取得しておかないと面接の時に不利ですし、そもそも車の運転免許は必須としている探偵事務所がほとんどです。
さらに、自分の自動二輪があれば、探偵の仕事に就く際非常に有利になるのは間違いなさそうです。
ほとんどの探偵事務所は業務のための車両を用意していても、自動二輪まで所有しているところはほとんどありません。
調査の中には自動車よりバイクの方が都合のいいものもあり、そういった調査の場合に自分のバイクを持ち込めるのは大変有利です。
もし、探偵になりたいと考えているのなら自動車の免許もそうですが、できればバイクの免許も取っておいた方がよさそうです。
ワープロ検定
探偵の仕事は調査業務だけでなく、その日の調査が終わったら調査報告書を作成しなければなりません。
その際に、対象者の詳しい動きや時間などを記載していく必要があります。
調査日数が長期間に及ぶと、文字数は1万文字を超える場合もありますので、タイピングが速くなければ仕事を早く終えることができません。
また、誤字脱字がないよう正確に調査報告書を書く必要があります。
ワープロに関する知識や技能を身につけておけば、調査報告書をスムーズに作成できますので、ぜひ覚えておくようにしましょう。
また、調査報告書を作成したら、印刷するところくらいまでは最低でもできるようにしておきましょう。
タイピングが不得意な場合、探偵の面接を受けるまでにマスターしておいた方がよさそうです。
動画編集ソフトが使える
資格や免許というわけではないですが、動画編集ソフトが使えることも探偵には必要なスキルです。
探偵は調査中ビデオカメラで対象者を撮影することが多いため、報告書に記載するために撮影した動画を編集し静止画にしなければなりません。
そのため、動画編集ソフトを使えるとなると業務が非常にスムーズに進みます。
さらに、依頼者の希望により写真だけでなく動画を添付する場合もあるので、撮影した動画の中で必要な部分だけを切り取り見やすくして保存したりなど、編集技術も必要不可欠です。
調査技術
これも資格や免許ではないですが、探偵になるにはやはり調査技術がなければなりません。
たとえば、張り込み調査や尾行調査、素行調査など技術がないと、対象者に気づかれてしまうからです。
また、盗聴器発見業務だと、それに関わる特殊な機材の使い方も知っておかねばなりません。
探偵になりたいと決めたなら、どんなささいな知識も、頭に入れておけば役に立つことがあるでしょう。
参考：探偵に転職するための事前知識、未経験でも興信所に就職できる？
元警察官
また、元警察官の場合探偵業務を行うのに有利なことが多いです。
探偵事務所に元警察官が多い理由は調査を行う上で有利な情報が得られる、依頼者が安心して仕事を頼める…など、非常にメリットが多いからです。
まとめ
探偵に必要な資格や免許などをご紹介しました。
特に探偵になるために必要な免許や資格はないですが、持っておくと便利なスキルは非常に多く、持っていれば仕事に就く際有利になる可能性が高いです。
もし、探偵になりたいと思うなら、ここでご紹介したスキルを身につけておいていただければと思います！