どんな仕事をするにしても、なくてはならない存在と言えばパソコンですが、現在では、特に資格を持っていなくても、基本的な操作くらいであればできる方が増えています。
ただ、資格を取得しておけば、就職や転職の際に強い味方になりますし、より深い学習をすることもできます。
ここでは就職や転職の強い味方となるパソコンの資格をご紹介しましょう。
就職や転職の際に強みとなるパソコンの資格にMOSがあります。
MOSは民間試験の1つで、Microsoft Officeの操作技能を測るためのものです。Microsoft Officeの発売元、Microsoft社が提供しています。
ちなみに、科目としてはExcelやWord、Access、PowerPoint、Outlookとなっており、資格を取るまでにかかる期間としては平均して1〜3ヶ月程度とされています。
なお、ExcelとWordのみエキスパートとスペシャリストの2つのレベルが存在します。
MOSの資格を取得しておけば、ITのスキルと言うよりも、さまざまなビジネスで活用できる事務能力やパソコンスキルを持っていることを証明できるので、どんな業界や業種でもかなり人気の高い資格です。
難易度としての目安はITパスポート試験より低いか同等…といった感じでしょうか?
このMOSを取得しておくことで、強みになる職種は、次のものが代表的です。
他にも、人事や営業などの職種でもMOSがあると強みとなります。
さらに、店舗運営を行う際に必要な売上管理やシフト管理などに活用できるメリットもあるため、これまでオフィスを活用していなかった職場でもMOSを保有している人を採用することで、作業効率が大幅にアップし、売上アップにつながることも多いようです。
つまり、MOSはさまざまな場面で活躍するため必須の資格と行っていいでしょう。
事務的な職種でオフィスを使わない職場はほとんどありません。
そのような職につきたいのなら、MOSの資格は就職や転職の強みとなるため、ぜひ取得しておきましょう。
Word文書処理技能認定試験は、Microsoft Wordの機能を使い、ビジネスを行う際に必要な文書処理のスキルを認定する試験です。
主催しているのはサーティファイソフトウェア活用能力認定委員会です。
Wordの操作能力を測る実技試験と、基礎的な実務知識が問われる知識試験の2つの試験があり、1〜3の級に分かれています。
Word文書処理技能認定試験を取得しておけば、業界や業種に関わらずさまざまな企業で活用できるため、スキルをアピールすることができます。
経理や人事、営業事務や秘書…など、Wordを使わない仕事は今やほとんどないので、取得しておけば就職や転職の際の強みとなるでしょう。
パソコンの資格としてITパスポートも就職や転職の際の強みとなります。
このITパスポートは2009年4月より始まった資格です。
なぜ、「パスポート」と名前についているのかと言うと、新社会人になる方や転職される方に、IT化の進む現代社会で必要となるスキルを証明するためのパスポートとして活用してもらいたい…という思いからだそうです。
つまり、このITパスポートを持っていれば、ある程度のパソコンスキルがあるということを証明できるわけですね。
どのような職種や業界かに関わらず、全ての職種に共通して要求される基礎知識が問われます。
試験の内容としては、
…などとなっています。
ITパスポートはどんな企業で働いていても、どのような職種であっても、社会で生きていく上で役立てることのできるものです。
この資格の本質的に強いところは、「履歴書の資格欄に書ける」ということより、学習した内容が日々のちょっとした機器トラブルに役立つところです。
職場のインターネットが急に繋がらなくなった、などというトラブルはままありえますが、ITパスポート試験のためにしっかりと勉強していれば、「インターネットはなぜ使えるのか」という仕組みをなんとなくでも知っているはずです。
その場合、トラブルの原因が何かを探る助けになります。
このような人材がひとりいると、トラブルの都度業者に連絡する必要がなくなります。
逆に、「どのような場合は業者に連絡をしなければいけないか」がわかるようにもなりえます。
就職したあとも、職場で一定のポジションを得ることができるのです。
パソコンに関する資格で持っておくと就職や転職の強みとなるものをいくつかご紹介しました。
就職や転職を控えた方でパソコンの資格をお持ちでない方はぜひこの機会に取得を検討してみましょう。